嵐山町杉山に杉山城跡があります。
中世の典型的な山城で「国の指定史跡」になっており、今年(2017年)4月には「続日本100名城」にも選定されました。

実は私(管理人)の祖父が、戦後すぐにまだ城山としか認識されていなかった杉山城跡を測量して図面化したと、測量の手伝いをした母から聞かされており、その絵図も残っています。


そんな縁もあり、杉山城跡に出かけてきました。(2017年12月1日撮影)

裏口にあたるのでしょうか、搦手口の方から上がってみました。

しばらく山道を上がっていくと、城跡が見えてきました。

山のなかにとけ込んでいますが、まさしく人工的な形状です。

頂上です。

人の手で作られた土手や堀が、頂上を中心にきれいに構成されています。

保存状態がよいため、その当時の城の様子が思い浮かぶようです。

久しぶりに訪れましたが、きれいに整備されていました。
守る会のボランティアの方や玉ノ岡中学生のおかげです。

ちょっと見ておきたいのは、裏の方にある井戸跡です。
大きな石が乗っていますが、地元では「この石をどけると血の雨が降る」と言われていたそうです。

廃城の際に敵方に使われないように蓋をしたのでは?という話です。だからそんな言い伝えがあったのでしょう。
今では、水たまりが山椒魚の産卵場所になっているそうです。(平和でよかった・・・)

歴史ロマンに思いをはせながらの杉山城跡散策もいいものです。

◆杉山城跡について、詳しいことはこちらから⇒


杉山城跡へのアクセス

大手口からの方がわかりやすいかと思います。積善寺の脇から入れます。